2004-01-23 第159回国会 参議院 本会議 第3号
インフルエンザの問題にお触れでありましたが、高齢者に対します問題は、発病・重症化防止効果が認められておりまして、予防接種法の対象疾患として加えております。一方、乳幼児につきましても、過去に蓄積されたデータが乏しく、予防接種の効果についての知見が確立されていないことから対象とされておりません。
インフルエンザの問題にお触れでありましたが、高齢者に対します問題は、発病・重症化防止効果が認められておりまして、予防接種法の対象疾患として加えております。一方、乳幼児につきましても、過去に蓄積されたデータが乏しく、予防接種の効果についての知見が確立されていないことから対象とされておりません。
なお、今言われたように、個人の発病防止効果や重症化防止効果は認められるとなっているわけであります。 今度、高齢者を対象に予防接種が個別予防として行われるわけですけれども、このワクチンというものは一九九四年、児童における集団接種を打ち切った後、どのような改良が加えられ、その当時問題となっておりましたワクチンの副作用、安全性の問題の討議はどのように深まってきているのでしょうか。
しかしながら、先ほどから何回か御説明をいたしましたが、予防接種の効果を高齢者というハイリスクグループで観察をいたしました場合、インフルエンザの発病予防、重症化防止効果、こういったものは明らかということになりましたので、このたびインフルエンザの予防接種を予防接種法上位置づけていただくということでお願いをいたしたところでございます。
インフルエンザワクチンの発病、重症化防止効果につきましては、以前より評価がなされておりますが、米国疾病管理センターのデータによりますと、インフルエンザワクチンで発病を防ぐ効果は、一般の健康な人で七〇から九〇%、高齢者でも三〇から七〇%、また、発病しても重症化を防ぐ効果があり、老人施設では死亡の危険を五分の一に減らす効果があることが明確に証明されております。
○江田委員 日本のデータが非常に大事でございまして、今のお答えはちょっと混乱するかと思うんですが、その結果は、CDCの、アメリカのデータに死亡抑制率また重症化防止効果も類似していると。すなわち、死亡は約八割低下することができる、また重症化防止については老人においては五割から六割軽減効果があるということであったかと思います。 次に、ワクチンの安全性について確認をさせていただきます。
また、「インフルエンザの予防接種には、個人の発病防止効果や重症化防止効果が認められていることから、今後、各個人が、かかりつけ医と相談しながら、接種を受けることが望ましい。」こう答申では言っているわけですけれども、実際、現場では、子供の健康状態を見て病院に連れていっても、ワクチン一本が十人分あるいは二十人分となっているため、一人では病院で断られる、そういう事例が頻繁に起きているということです。
○政府委員(谷修一君) 具体的にはインフルエンザのことをおっしゃっておられるのだろうと思いますけれども、今回の法律をつくるに際しましての公衆衛生審議会の意見の中でも、インフルエンザについては病気の重症化防止効果は認められるということでございましたけれども、全体の流行を阻止するという形にはなかなか現在のワクチンではならないんではないかということで外したわけでございます。
その御意見の中におきましても、ちょっと長くなりますけれども読み上げさせていただきますと、 現在の不活化インフルエンザワクチンを用いた予防接種では、社会全体の流行を抑止することを判断できるほどの研究データは十分に存在しないが、個人の発病防止効果や重症化防止効果は認めれらている。 また、インフルエンザについては、現在、ワクチンの接種以外に有効な予防手段は存在しない。
インフルエンザの予防接種は「社会全体の流行を抑止することを判断できるほどの研究データは十分に存在しないが、個人の発病防止効果や重症化防止効果は認められている。」から、「国民が自発的意思に基づいて予防接種をうけることが望ましい」のである。そこで同日付の保健医療局長通知で予防接種の取り扱いが変わったと理解していいかと思いますが、この変わったことのポイントというのは一体どこにあるのですか。
その中身を見ますと、「社会全体の流行を抑止することを判断できるほどの研究データは十分に存在しないが、個人の発病防止効果や重症化防止効果は認められている。」こういう文言がございます。そうだとすれば、今あなたがお答えになられました、効果がないという科学的判断もないのだというお話ですけれども、効果があるという科学的根拠は何ですか。
その結果、インフルエンザワクチンは、受けた人たちに対しては発症防止効果、それから重症化防止効果等、いわゆる受けた個人に対する効果が十分認められる、そのような結論が出されております。
○政府委員(仲村英一君) 学童に集団接種することについての問題と、ハイリスクグループであるお年寄りに接種する問題とは別なことだと考えておりますけれども、前半の高齢者につきましての問題は、発病防止効果で言いますと、若年健康成人に比べて高齢者の場合にはやや低いということも学者の御意見として出ておりますし、ただし、一方、重症化防止効果については比較的効果率が高いということでございますので、そういう点では、